ALL DAY!!

本当と嘘のあいだで、どこからか聞こえた音を書き留める。

とても長い深呼吸を、青空の中でしたかった日のこと

UNFADED終わりでやっぱり文字に起こして書き留めておこうと思って。

でも何度かいても纏まらなくて、なんかとりあえずかけている様な気がするしまなみロマンスポルノの話

 

 

 

ここに来たことに意味があるから、他は何だっていい。

いま、私がここに来たことに意味があるんだ。
 
雨降る尾道で心身ともにぐちゃぐちゃになりながらも、芯に残ったのはこの気持ちだった。
 
ライブの内容もだけど、ここに来て触れたもの全てが必要なものだった。
 
 
園内スピーカーから流れた悔しそうな声に、ふとした安心感と、襲ってくる悲しさとか悔しさ。
初日に運動場の土を踏んで、まるで海水浴場の砂みたいだ…って感じた。繋がっているのに土の質がちがう大地。
ここにくるバスの中、電車の中でみた辛そうな大地。
その上に立つ命。それを奪ったり傷つけた「雨」だという事。
ただ降り続く雨ではない、どこか意思をもった雨。
それを前にして彼らが決断してくれたことには、ありがとうと伝えるべきだと思うし。同時に初日だけでも完璧なライブにさせてあげられなかった混乱からの悔しさ、リベンジする機会はきっと無さそうという絶望感。
 
ただただ色んな感情で、涙が出る隙も無いぐらい一気に色々考えてた。
けど最後には、ひとつの答えだけ残るんだ。
 
「あの日蒔いた種が咲いたよ」「その花の種をここに蒔いていくよ」
 
2011年につま恋で私が貰った沢山の愛を、2018年の誰かへ還したかった。
あの時のお礼をしに来たんだ!って何回も何回も口にして、自分の中の貰った愛をここへ置いていけたら。
 
 
もしかしたら、とか。正解、とか。
そういうものはきっとなかったんだろうなあの日。
でも確かに存在したんだよ。2018年の9月8日と9日は。
 
 
それをちゃんと受け止められたのはライブビューイングで、ここまでくるまでにどれだけの愛情があったんだろうと。
そしてこの因島、彼らの故郷から全国に伝えた美しさや愛おしさがどれだけ幸せだったか!
そして、9月9日という長い呪縛がようやく終わった事へのなんとも言えない感情。
きっとずっと繋がっているものだったんだよね、としか言えない。このライブビューイングを含めての9月9日のライブだったんだ。
 
 
こうやって書いていても、何度書き直しても、あまりに多くの感情が渦巻いた尾道での2日間だった。どれを取っても愛に溢れた一瞬で、ここへ来るべきだったし、来てよかった。意味も存在もあったんだ。