コロナ禍に思う、アーティストへの色んなこと
さて、緊急事態宣言第一弾の5/6を迎えた訳だが、この様子は開けるはずもなくまた自粛の日々が続いている。
2月末より休業自粛を続けた私にとっては最早地獄の様な1ヶ月で、発信されるコンテンツは殆ど見れていない。それこそ生配信とDISPATCHERSのZOOM回ぐらいしか。
そんな私が珍しく今日は、ライブ映像を見られた。いきものがかりだったのは胸に刺さるというよりは、楽しいからだろう(それでも帰りたくなったよとかは聴けない)
いきものがかりといえば、ツアーが一旦白紙になった。延期という形にしてあるが、ホールツアーまるっと再構築するのはかなり難しいと思っている。
元々秋からのアリーナツアーと、このホールツアーの二段構成だった訳だが、どうなるかは全く先が読めない。
このツアーはファンクラブ先行がいきものがかりらしくめちゃくちゃ早かったので(アリーナツアーに関しては一年後のチケットだった、最早行けるかどうか分からん)その時どうなってるかなんて考えずにチケットを取っていたのだが、結果こうなった。先というのは読めない。
抽選先行としては最後の枠で奇跡的に取れていたNHKホールのチケットはとりあえず手元に取っておいてあるが、この日付をなんともなく過ぎると思うと切なくなる。
私がFCに入っているアーティストは、いきものがかりだけじゃなく高橋優ともちろんポルノさん。K-POPでいうとSJとshineeだけど、どのアーティストにせよなんとなく「再出発」みたいなものが昨年から今年にかけて共通してある。
優くんは、それをテーマにツアーをしていた。
秋田公演のあと、次々に中止が発表されて、遂にはツアー自体が打ち切りとなってしまった。
ツアーTシャツの背中の3分の1が文字だけの存在になってしまった。
ポルノに関しては正月から漫画形式で盛り上げて、ファンクラブ創設祝いの生配信。
昨年は地元での大規模なライブからUNFADED、そして東京ドームと盛り上げた一年だったから、次にライブをするとしたらFCツアーかな?とファンの声があがっていたし、タイミング的にもおかしくはない。
彼らの走り抜けた一年の後ゆっくりとすごし、またファンの前に姿を表そうとしていたような気がしている。
いきものがかりだって、そうだ。
放牧期間が終わり、ファンクラブ会員への挨拶のようなツアーをして、全国へまた、顔を見せに旅に出る瞬間だった。
なによりも独立して事務所を立ち上げ、より広く制作活動をしようというこのタイミングで。
SJも、ようやく全員が兵役から戻りスパショの日本アンコンを控えていた。
SHINeeだって、もう少しでテミン以外が戻ってきて事務所がやる気を出している。
コロナウィルスは、そんな中やってきた。
アーティストの全ての思いを蝕むように。
悔しいとか、悲しいとか。そういうものは通り越して、なぜこのタイミングなのか、このタイミングだからこそのフェイズに入らないといけない時期にもなっている。
音楽の力でウィルスが死ぬならガンガンかけてオーディオのボリュームを、MAXにでもするがそういうわけにもいかない。
私はただ、好きな人たちが元気でいてほしい、そう思うばかりだ。
ライブハウスの運営が厳しい、音源を買ってほしい。
そういう風潮はあるけれど、正直にいうと休業手当は驚くほどに少ないのである程度使う先が決まってしまっているし。感染予防にも、お金はかかる。そんな中、応じるのは本当に申し訳ないがかなり厳しい。
それでも思いは、潰れて欲しくないとかそうあるから辛いところで。それ故にコンテンツを見ない心持ちにもなっている。
投げ銭だったり、そういうことを出来たら良いんだけどな。
この想いが私の心を疲れさせるぐらいなら見なかったことにしたほうがいい。
かなり辛い判断だけど、自分が壊れるのがこのウィルスの目的のようでそれが嫌だ。
この世界の、ファンクラブに入るような熱い人たちはどう過ごしているのだろうか。
仕事がある人は音楽に勇気を貰っているのだろうか。
自粛中のひとは、好きなDVDをフル再生したりしているのだろうか。
それぞれで、いいと思う。
私だって余裕ができたら、無償で生配信してくれてるアーティストのグッズ買ったりするだろうから。
ただ、そんな日がいつ来るかわからないのが難しい顔にさせるよね。