ALL DAY!!

本当と嘘のあいだで、どこからか聞こえた音を書き留める。

2021.4.11 岡野昭仁 配信LIVE2021「DISPATCHERS」

2021.4.11 岡野昭仁 配信LIVE2021「DISPATCHERS」

 

ーーーポルノグラフィティって、人生において置き換えがきかないものなんだ。

1曲目のROLLを聴いて、疼く身体のこの感覚が久しぶりだった。
みぞおちがドキドキする。地面から湧き上がる。言葉には表せない感情の波。
きっと、岡野昭仁新藤晴一もいつも、ずっと進化系でいるから、その時その時のLIVE(ナマの感覚)を味わえないのはとても苦しい。
それでも配信という形で伝えてくれる姿を見られるのは、嬉しくてたまらない。

「白日」をはじめ、カヴァー曲を歌う岡野昭仁に思うのは、なんて誇らしいボーカリストなんだろう!という自慢でもある。
私が、人生を捧げているボーカリストは「こんなにも凄い」んだぞ!とドヤ顔をしたくなるような自慢。
そしてなぜそう思わせてくれるのか。
カヴァー曲をここまで自分のものにしてしまうのは、それほどにその「音楽」に、彼自身が向き合っているからなんだろうな...
どこまでも真っ直ぐに、その「うた」を突き詰めようという姿勢。
その岡野昭仁の姿勢を見せてもらって、刺激的で、奮い立つこの気持ちはきっと「誇り」

そして、最近は、彼を通して「最新のPOPS」を教えてもらっている。
やっぱり好きなものに偏りがあるので、知らない曲を歌っている姿をみることが多い。そこから知る。
そして彼の音楽のアンテナの広さに、ただただ学ぶことが多い。
最新のPOPSもだけれど、80〜90年代の少し洋の風を含んだ歌い方がとてもハマるな...とも思う。
だからこそ、こう言ってはなんだけれど古のアレンジがしっくりくることも多いのかな

空も飛べるはず
...不思議だなあ。この人のうたを聞くと、どんなに考え込んでいても・しんどくても、心の中の黒や灰色の部分が全て溶けていって綺麗になる。
桜の花の淡いポカポカした陽気がうたを通して胸にしっかり入り込んでくる。頑なな思いを柔らかくしてくれる。

「シティポップ」
本間祭の時も思ったけれど、岡野くんが歌うシティポップはとても心地が良いドライブミュージックだ。
ブルースカイをお供に鮮やかな緑の中を駆け抜けてみたい。瑞々しいオレンジスカッシュのよう。